最近の小学生の英語は、大人がイメージする「難しい」とはちょっと違います。「よくわからない」です。文法などの説明はなく、会話文をどんどんと覚えていくことがメインです。親は、小学生の時には英語は習っていませんし、小学生の英語の教科書を見ても特別な説明がついているわけではありませんし、見慣れない単語も数多くあり、わが子に適切に教えることができず、かえって親子で大混乱などという場面になってしまいがちです。


小学生で“習い事で英語をやっていなかかった子”の74%以上が、中学生で英語に苦手意識を持ってしまうという、データもあります。逆に“習い事で英語をやっていた子”が苦手意識を持つのは65%程度にとどまるそうです。


また、理科や社会については、小3から始まり、小学5、6年生で、本格的に知識を教わります。その理科と社会で学習すべき知識の量が増えており、わからない、覚えきれないと悩む子どもがたくさんいます。単純に考えても、保護者の方が小学生だった20~30年前の世の中と比べてすさまじい進歩をした科学の入り口まで学習しますし、歴史は30年分進んでその間の重要な事件事故災害は数えきれないほどありますし、情報化社会によって、世の中について知っておくべき基礎知識の量は莫大に増えているのです。


中学に行ってからで間に合う、というのは、今の時代には当てはまりません。ぜひ、今から取り組んだ方がいいことを見極めて、学習について私たちに相談してください。