いよいよ3月も終わりを迎え、新高3の皆さんは共通テストまで10か月を切りました。次の共通テストより、科目や試験時間など実施内容に大きな変更点があることは新高3の皆さんならご存知かと思いますが、新高1・2の皆さんはしっかりチェック出来ていますか?今回は共通テストの変更点についてのお話です。


2025年1月に実施される共通テストでは、新教科「情報」を加えた7教科21科目へと再編成されます。「情報」は各大学によって扱いが異なるため、志望校の情報をしっかりと確認してください。「地理歴史」「公民」では出題科目が大きく再編されるほか、数学は、これまでの数Ⅲ,数B,数学活用の範囲を一部移行し「数C」が新設されました。「数学Ⅱ,数学B,数学C」で1科目となります。また、解答問題数が増加し、試験時間が70分に変更になります。国語では試験時間延長のほか、問題構成・配点が変更されます。


問題数が増加するのにあわせて、試験時間が延長される教科が多いですが、これまでの問題構成でも時間が足りず苦労する受験生がほとんどでしたので、来年度からの試験もかなり厳しい時間との戦いとなることが予想されます。いかに高2までで基礎力を強化し、計算や読解を速く正確に行えるようになるかが新共通テストで得点を伸ばす鍵となります。


新高3の皆さんは4月から学校で行われる模試をどんどん受験し、試験時間の使い方に慣れてください。どの科目も全て頭から順番にやっていったら良いというわけではありませんので、自分の得意・不得意に合わせて、最も得点出来る順に問題を解いていくことが得点アップのコツです。新高1・2の皆さんは受験科目ついてしっかりと調べてください。特に新高1の皆さんは夏に文理・科目選択があります。志望校受験のために必要な科目を調べておきましょう。