いよいよ3月5日は公立高校入試です。生徒の皆さんが全力を出し尽くせるように願っています。中1の皆さんはあと2年。中2の皆さんはのこり1年で入試を迎えます。入試に向けた勉強方法として、今回は国語について書いていきたいと思います。
国語の点数で悩んでいる生徒は、とにかく「解答欄を空白のままにしている」ことが多いです。原因としては「完璧な答えが思いつかず、なにから書けばいいかが分からない」ということが多くあります。これはある意味仕方がないことです。入試問題の文章量は年々増加しており、文章の意味を正確に把握することに加え、完璧な解答を記述するのは大変なことです。これは国語のみならず、他の科目にも共通して言えることです。
そこで、まずは「何か少しでもいいから書いてみる」ということに挑戦してください。例えば、「30字程度で書きなさい」という問題に対して、30字の解答を一発で書くのは至難の業なので、ひとことで書いてみるということです。「好きな食べ物はなにか、30字程度で答えなさい」という質問に答えるのは大人でも難しいと思いますが、「ハンバーグ」とひとことで答えるのは子供でも難しくありません。ひとことで答えられるようになったら「デミグラスソースのかかったハンバーグ(18字)」「友人が丹精込めて作ったデミグラスソースのかかったハンバーグ(29字)」というように説明を少しずつ増やせるように練習するのです。このように、まずは短い文で答えることが大切です。何も書かなければ点数になりませんが、文章で答える問題では部分点がありますので、ひとことでも正しいことが書いてあれば、点数に繋がるのです。国語が苦手な人は、まずひとことで答える練習をしてみてください。
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