先日は高2・3ガイダンスをオンラインにて開催いたしました。たくさんの生徒さんのご参加ありがとうございます!変化の多いこの情勢の中、少しでも有益な情報を伝えられればと思っています。今回はガイダンスの内容を踏まえ、来年以降の大学入試についてお話しします。

・新学部開設

 今年度より、一橋大学にソーシャル・データサイエンス学部が新設されます。昨今の情報分野の人材需要の高まりを反映したものと思われます。ほかに、順天堂大、北里大、大阪成蹊大、京都女子大でも情報分野の新設が予定されており、名古屋市立大や明星大でも新設の届出を提出中とのことです。学部が新設されるということはニーズの多い分野ということです。北海道での情報系学部の新設は現在予定されてはいませんが、全国的なトレンドであることは認識しておきましょう。同様に医療系(看護学部や理学療法学部)の新設も見られます。コロナ禍による景気後退に対する安定志向の反映であると考えられます。情報系や医療系の人気は今年も続くものと思われます。

・新高1より大学入試制度変更

 新高1より共通テストの変更があります。大きな点としては3点あり、「①「情報」の追加②数学ⅡB(60分)→数学ⅡBC(70分)③社会の科目変更」です。新高2生が浪人に回ると新入試での受験となります。②と③は過年度対応があるのでまだいいですが(とはいえ過年度用問題は難化する傾向があります)、①については大学によって扱いが決まっていないため、受験科目が増える可能性があります。新高2生は現役合格を前提に今から受験勉強をいち早く始めてほしいと思います。

(石川恵一)