文理選択は大学進学や将来に関わる大切なものですが、どちらを選べばよいか、どう選べばよいか困っているひともいるかもしれません。今回はいくつかのデータから文理選択を見ていきます。
まず、国立大学の定員の文理比は文:理=3.8万人:5.7万人と理系の方が多く、現在進行形で理系学部の定員が毎年増えています。北海道大学でも文系:理系=620人:1699人と理系が圧倒的に多いです。しかし、私立大学は文系比率が高い大学が多く(たとえば、早慶とともに文系定員は理系の約2.5倍)、トータルすると大学生の約52%が文系、約41%が理系(残り7%はその他)となります。また、高校生の文系理系比ですが、文系:理系=約65%:約35%といわれており、定員の観点からみると国公立大学に行くのには理系が有利であると言えます(理系の科目負担についてはまたどこかでお話しします)。
さて、理系を選択する決め手になったこととして、「将来の職業」を選んだ生徒は約43%、「理系科目が得意、興味関心がある」を選んだ生徒は約51%でした。逆に文系を選んだ理由として「理系科目が苦手」を選んだ生徒が約48%いました(R6日本理科教育振興協会)。半数が得手不得手で文理選択をしており、将来を見据えて文理選択をしている生徒は半数にも満たないということです。
文理選択は将来の目標から逆算しよう!とよく言われますが、多くの高校生は明確に将来が決まらぬ中、文理選択をしています。今すぐ無理やり将来の夢を決める必要はありません。行きたい大学や得意不得意で選んでもよいのです。選択困ったら教室の先生にいつでも相談してください!
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