定期試験が終わった後に中学生のみなさんにやってほしいことが3つあります。1つ目は、問題用紙と解答用紙をファイルに綴じることです。ファイルはできるだけ科目別に準備しましょう。1年間きちんと集めることによって、自分の得意不得意を把握したり、問題を作る先生の出題傾向を知ったりすることに役立ちます。


2つ目は、解き直しです。まず自分の解答を見直してみて、①きちんとできた問題、②できるはずなのに間違えてしまった問題、③どうしてもできなかった問題、の3種類に分けてみましょう。


①の問題は、もう一度やってみて解けるかどうか確認します。②の問題に当てはまるのは、符号のミスやケアレスミス、時間が足りなくてできなかった問題です。②の問題を、次回は必ず解けるようにしておくことが、次回の得点アップにつながります。③の問題は
テストの解答例や、教科書の例題、ワークブックの解答解説などを使ってチャレンジしてみましょう。自分一人ではどうしても解けないという場合には、教科担任の先生や塾の先生に質問してみてください。分析が終わったら、解き直し用のノートを作って、時間を計りながら解き直しをしてみます。


3つ目は、自分の勉強方法の見直しです。得点が上がった科目はこれまでの勉強方法の効果があったと思われます。逆に得点が下がってしまった科目は、勉強方法の改善が必要かもしれません。暗記が苦手だったら、教科書を読むだけではなく暗記カードを作るなどの工夫をしてみます。


保護者のみなさんも、お子さんのテストにぜひ目を通してみてください。そして、頑張っている点を見つけて誉めてあげてほしいと思います。

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