高校1年生のみなさん、高校生活には慣れましたか。今回は、評定平均についてのお話です。評定平均とは高校3年間の学業成績の平均を数値化したもので、高校生活を評価する指標の一つとされます。評定平均の算出方法は、高校1年1学期から3年1学期(または3年前期)までに履修した全ての教科の期毎の5段階評定(10段階評価の場合は5段階評価に換算)を合計した後、総教科数で割ります(割り切れなかった場合は、小数点第2位で四捨五入)。


国立・私立大学を問わず、近年、推薦入試を選択する受験生が増えています。学校推薦型選抜の場合は、公募型推薦・指定校推薦いずれの場合にも、出願資格として評定平均のラインが定められていることが多いです。総合型選抜の場合にも、学習への意欲や、志望学部への適性等の判断材料として、評定平均に大学側が注目しています。スポーツや文化活動で顕著な成績を残していても、評定平均が不足しているときには合格できない場合もあります。


評定平均をキープするためには、①評定平均に大きく影響する定期テスト(中間テスト、期末テスト、学年末テスト)で、復習や対策を十分に行い、高得点を目指します。②積極的な授業態度で授業を受けると同時に、レポートや小論文、プレゼンテーションなどのパフォーマンス課題にしっかりと取り組み、学習意欲と知識、スキルをアピールします。③芸術(音楽、美術)、保健体育、家庭、情報といった主要教科以外の教科にも意欲的に取り組みます。


確定してしまった過去の学習成績を変えることはできません。高校入学時からの学習や成績の積み重ねが大切で、受験生になってから対策しようと思っても間に合わない場合も少なくありません。今からコツコツ頑張りましょう。

投稿者プロフィール

kujieditor2