子どもが本好きだと、うれしいですよね。本を楽しく読んでもらうにはどうしたらいいだろう、という工夫がいろいろと考えられています。読書感想文もそのうちの一つです。子どもが楽しそうに書いていれば、内容に口を出さないようにする。というのは親が子どもの作文を見るときの鉄則です。一方で、子どもが書きたいことがあるけど、うまく書けなくて困っていたら、どうしたらいいでしょうか。
どんなストーリーだったのか、少しだけ子どもに話してもらって、それを受けて、親が本の内容に興味を持っていることを示してあげると、子どもはどんどん話しをしやすくなります。そして「言いたいことはこういうことかな?」と、足りない言葉を少しだけ補ってあげるという工夫も、子どもの表現力を引き出す、呼び水になるかもしれません。表現を引き出して、自分の言葉で書けるように持っていってあげるのがいいでしょう。
その一方で、本の読み方がいい加減だったり、表現の受け止め方をちょっと勘違いしていたり、書き方が人に伝わらなかったり独りよがりだったり、という場面も見られます。子どもの言っていることや考えていることを認めつつ、豊かな表現に導いてあげるには、「ここのところ、お母さんに教えて?」と、親子で会話しながら進めるのがコツです。読書感想文は点数が付いたり人と比べたりするようなものではないので、思ったことをどんどん話してみる、書いてみるという意欲の方が、課題を楽しめると思います。ぜひ、親子で楽しんで読書感想文を書いてみてください。
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