2022年の「全国学力・学習状況調査」の結果を見ると、北海道の中学生(中3生)の1日のゲーム時間は全国4位(全国平均+7.8%)、スマホの使用時間は7位(+8.2%)、睡眠時間は4位である一方、学習時間は全国33位(全国平均―10.1%)となっています。ちなみに、運動部の所属率は男女ともに全国最下位です。北海道の中学生は、スマホやゲームをたくさんしてよく寝て、運動も勉強もあまりしないという悲しい傾向があるようです。道内トップ大学である北海道大学の道内高校生占有率がここ数年3割程度(10年前は5割程度でした)しかないのは、当然のことかもしれません。


とはいえ、「家で何をしたらいいですか?」「家では集中できないです…」という声もよく聞きます。では、何をすればいいか?それは、その日に習ったことの総復習です!勉強は常に忘却との戦いです。習った内容を、翌日どころか当日の夜にはほとんど忘れてしまっていることも多いです。習った日のうちに復習することは脳科学的にも効率的であることはよく知られていますね(エビングハウスの忘却曲線参照)。最初のうちはその日にやったことをそのまま見直すだけでも構いません。慣れてきたらその日の内容のワークに取り組んでみましょう。復習にもワーク提出準備にもなり一石二鳥です。家庭学習はスマホやゲームの普及で難しくなっている面があります。家でやることのハードルを下げて、確実にできることを確実に実行することが大事です。