
この度大きな被災に遭われた方々に心よりお悔やみ申し上げます。
受験に本気で向き合った人は、その後の人生を大きく切り拓いていくものだ。受験は、結果が重要で受かるために必死で努力を積み重ねる。しかし、たとえよくない結果であったとしても、本気で努力をした人は、その後の人生を切り拓いていく力を得る。
昔、北嶺を目指して猛勉強した生徒がいた。北嶺を目指そうと決めたのが遅く、あと一歩のところで涙をのんだ。しかし彼は努力を続け中3の時に、学年トップになった。小6の時、模試で偏差値(SS)が40台だったことを考えると大躍進だ。高校でも精進を続けトップを維持、現役で北海道大学に進学。特に数学は全国区の実力だった。大学院でも優秀な成績を取っている。おそらく彼はどんな試練に見舞われても、必ず人生を切り拓いていけるはずだ。
本気で受験に立ち向かうと、2つのことを手に入れられる。
自分の中に必死で積み上げた「知恵」と、困難に直面した時に逃げずに立ち向かう「勇気」だ。
先日の地震や停電を経て思う。
こんな時だからこそ、本気で学ぼう。学問には、自分と周りの人だけでなく、世の中を力づけたり喜ばせたりする役割もある。
(くじら)