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共通テストの数学ⅠA分析

 11月10日に2020年度から始まる新大学入試の共通テストの試行問題が去年に引き続き行われました。「難しかった」「時間が足りなかった」などの声が出ているようです。問題が公開されたので、数学ⅠAを分析してみました。

問題文がとにかく長い:日常に即した内容から出題されるため問題文が長いです。第1問は11ページ、第2問は6ページ、選択問題の第3~5問は各4ページとなっており、現在の大問1問あたり2~4ページという量から見ると大幅に長くなっています。問われていることをすばやく読み取る必要があります。

計算が少ない:現状のセンター試験の数学はほぼすべて計算を行い解答を求めます。今回の試行調査では計算して解答する問題は一部(確率分野と選択問題の整数分野)にはありますが、他の問題では計算結果から考察する選択問題がほとんどでした。計算量は減りましたが、問題を読んだり考えることに時間を使う必要があります。また、3問あった記述問題は考察が主体の問題でした。

 今回の試行調査の数学ⅠAは、短時間での処理力を問う問題ではなく、新しい学力として求められる「思考力」や「表現力」を問う問題が多くなっています。しかし、今までのような処理力が必要ないのではなく、工学部や理学部のような高度な計算処理を必要とする学科では複雑な式を短時間で処理することが必須です。学部によっては2次試験が処理力を問うタイプに変わっていく可能性があります。今の高1以下の学年の人たちはさまざまな変化に対応できるよう今から準備をしておく必要があります。 (石川 恵一)