
子どもをほめたり、認めたりすることは良いことだと言われていますが、実はご家庭で実践していくのは難しいと感じている保護者様も多いと思います。悪ふざけをする低学年、知ったかぶった態度をとる高学年、反抗期を迎えている中学生に、認める、ほめること(ヨイ出し)は、なかなかできません。
話をしたときに「そうだよね」とうなずくだけで「わかってないくせに」と反抗してくるのが、ザ・反抗期。
夏休みなどは、「毎日毎日家でダラダラして、、、」と愚痴をこぼしたくなるものです。毎日顔を合わせていると、ついチクりと小さいことを突っつきたくなるのが親というものです。2学期になり、子どもがまた学校に行くようになってくれて、ほっとしている。そんな時期だからこそ、ヨイ出しするチャンスです。
学校に行って、いつもの毎日に戻ると、わが子の頑張っている点やいいところも見える余裕が出てきます。それをぜひ言葉にしてあげてください。それでも小言を言いたいときには、ぜひ良い点を3つほめたり認めたりしてから、ダメ出ししてください。
「今日も部活お疲れさま」
「重たい荷物もって帰ってきて、大変だったね」
「部活も学校も頑張ってるんだね」(ヨイ出し3回)
「大変だと思うけど、約束した時間は守ってほしいよ」(ダメ出し)
こんな感じです。一昔前に流行した言葉で「ほめごろし」というのがありましたが、同じような感じです。「かあさん、その言い方ほんとムカつくー」と子どもが苦笑いしながら返事してきたら、効果があったということです。ぜひお試しください。(北山あさえ)