
祈りながら折る。折りながら祈る。
合格の知らせが届き始めた。
千羽鶴に願いをこめる人たちの気持ちがよく分かる。
勝負事は最後の最後まで全力で力を出し切ることが鉄則だ。
そしてそのあとは祈るしかなくなる。
多くの受験生のとってはこれからが受験シーズンの本番だ。
最後まで全力で行こう。
やれることをやる。やれることはやる。
子どものときから積み重ねてきた考え方や知識、いい知恵悪い知恵などを総動員して勉強する一ヶ月、一週間、一日。そして、最後の一時間。
今までの勉強人生の中で最高にパフォーマンスの高い時間になるはずだ。
多くの先輩たちが言っている通り、最後の最後が一番伸びる。
最後の1週間に見た問題が出題されやすいのは、偶然ではない。普段では考えられ
ないほど勘が冴えているからだ。
精神が昂ぶっているだろうが、どんなときでも目の前のページに集中するだけなら
必ずできる。目の前のページに集中することが唯一できることで、それがベストだ。
逆算して考える。
試験の当日は、どう行動するか。試験の前日は。直前の一週間は。
あらかじめ考えておこう。「段取り八分、仕上げは二分」だ。
勉強以外でもできることはたくさんある。
例えば、当日は寝づらくなりそうなら、前日の睡眠時間を少しだけ短めに取る。
試験会場までの交通機関のシュミレーションは余裕を持って1週間前には済ませておくなど。
当日聴いていく音楽を決めておくのもいい。
コンディションの維持。
体調の管理に気を配る。勝負事の前は、精神面も含めた体調管理が重要だ。
換気、うがい手洗い。軽めの運動、柔軟。深呼吸。整理整頓。そして瞑想。勉強以外にも少しの工夫で効率を上げる知恵はけっこうあるものだ。
自分を信じる。そして祈れ。
It always seems impossible until it’s done.
Nelson Mandela
祈るしかないところまで、やってやってやりまくれ!
(くじら)